芝浦機械、ポッカマシンを買収

芝浦機械株式会社(6104)は、2024年1月31日付で、ポッカマシン株式会社(愛知県岩倉市)の全株式を取得し、子会社化することについて決定した。

芝浦機械は、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、工作機械、超精密加工機、微細転写装置、高精度光学ガラス素子成形装置、産業用ロボット、電子制御装置、鋳物などの製造・販売およびレトロフィット・アフターサービス等を行う。

ポッカマシンは、生産プラント(食品・飲料・酒造・製薬・日用品)、包装機(フィルム・化粧箱・段ボール)、無菌システム(クリーンルーム内の設備)、各種組立機(自動車部品・樹脂製品)、ロボット・画像処理等を使った装置、小型航空機搬送・整備機器、射出成形機用ロボット OEM製品、電解バリ取機、切削加工部品等を行う。ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の100%子会社。

・株式取得の理由
芝浦機械グループは、2023年度を最終年度とする中期経営計画「経営改革プラン」に基づき、高収益企業への変革に向けて、組織再編を中核とした経営改革、成長分野に対応した投資の推進、資本効率(ROE)の向上を目指した財務戦略の実行に取り組んでいる。

そのなかで、ポッカマシン株式会社が持つ食品・飲料業界をはじめとする幅広い業界での自動化・省力化装置に関するノウハウや顧客基盤等を活用することで、芝浦機械のシステムエンジニアリング事業の更なる拡大や射出成形機、工作機械など当社の製品群における提案型のシステム販売強化など、シナジー効果の創出も見込めると判断し、本株式を取得することとした。

・今後の予定
株式譲渡実行日 2024年3月1日

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(提供:日本M&Aセンター

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