東京海上HD、サウジアラビアの生損保会社の株式売却へ

東京海上ホールディングス株式会社(8766)は、子会社である東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区)が保有するサウジアラビアの生損保会社Arabian Shield Cooperative Insurance Company(以下「AS社」)の全株式を同国のアルインマ銀行に売却することで合意した。

東京海上ホールディングスは2012年にアルインマ銀行と共同出資でAlinma Tokio Marine Company(以下「ATMC社」)を設立、東京海上日動火災保険株式会社がATMC社の28.75%の株式を保有し、サウジアラビアにおいて生損保事業を展開してきた。

その後、ATMC社の事業展開についてアルインマ銀行と協議を重ねた結果、2023年11月に同社とサウジアラビアの生損保会社であるAS社との合併を行った。
現在、東京海上日動火災保険株式会社がAS社株式の5.75%を所有し、同社を通じた生損保事業を行っている。

今般、資本効率の向上を目的とした事業ポートフォリオ最適化の一環として、東京海上日動火災保険株式会社が保有するAS社の全株式をアルインマ銀行に売却することで合意した。

・今後の予定
サウジアラビア規制当局の承認を前提とし、2023年度中に完了する予定。

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(提供:日本M&Aセンター

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