商船三井、風力発電メンテナンスの北拓と資本提携

株式会社商船三井(9104)は、2024年1月9日付けで風力発電メンテナンス企業として国内最大手である株式会社北拓(北海道旭川市)の発行済み株式の過半数を取得し、資本提携をすることに合意致した。

商船三井は、1884年設立。世界中で約800隻の船舶を運航する世界有数の海運会社。海運事業に加えて、ターミナル、物流、洋上風力発電、などの社会インフラ事業と共に、不動産、クルーズ、フェリーなどのウェルビーイングライフ事業も展開する。

北拓は、1982年に設立。1999年に風力発電メンテナンス事業を開始し、陸上風力発電設備および洋上風力発電設備の双方において、全てのメーカーを対象に幅広いサービスを提供するサードパーティ系風力発電メンテナンス企業。

北拓と商船三井は2017年から協議をはじめ、商船三井は業界のパイオニアである北拓から総合的なアドバイスを受けることによって風力発電業界への新規参入を加速化してきた。

北拓は既往実績とO&M技術実績は充分ながらも、業界の急速な規模拡大とプロジェクト規模の拡大の中、個人オーナーからの脱皮を図るとともに、商船三井グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」において、従前より標榜してきた非海運事業のさらなる成長を遂げるための一環として洋上風力発電を捉えており、資本提携に至った。

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(提供:日本M&Aセンター

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