YKK AP、タイ最大手のカーテンウォールメーカー2社を子会社化

YKK AP株式会社(東京都千代田区)は、タイのカーテンウォール(CW)メーカーである「YHS International Ltd.(タイ王国 バンコク、以下「YHSI社」)」およびその製造会社である「Siam Metal Co., Ltd.(タイ王国 サムットサコーン県、以下「SM社」)」の株式を取得し、連結子会社化した。YHSI社およびSM社はYKK APで4拠点目のグローバルCW製造拠点としてグローバルでの安定供給体制を構築するとともに、アジア地域でのCW事業のさらなる拡大を進める。

YHSI社は、カーテンウォールの設計、販売、施工、メンテナンスを行う。

SM社は、カーテンウォールの製造(YHSI社の製造機能を担当)を行う。

YHSI社およびSM社はCW設計・製造・販売・施工・メンテナンスにおいてタイ最大手の会社で、タイ国内に製造拠点(敷地面積 26,089㎡、生産能力 約18万㎡)を保有する。
またタイ国内でのCW請負事業に加え、日本の大型物件へも多数の出荷実績を有する。高い技術力と実績を持っていること、品質にこだわり続けるYKK APの姿勢と合致する部分が多いことから、共に成長するパートナーとして今回の株式取得に至った。

YKK APは2023年4月にグローバルCW本部を立ち上げ、世界の建築プロジェクトを通じて都市空間づくりに貢献するため、製造・販売・技術が一体となった事業運営や持続的成長に向けた新規市場の調査と検証に取り組んでいる。

今回YHSI社およびSM社がYKK APグループに加わることにより、日本の滑川製造所、中国の蘇州工場(YKK AP蘇州社)、カナダのレイクショア工場(エリーAP社)に次ぐ4拠点目のグローバルCW製造拠点としてグローバルでの安定供給体制の構築を図るとともに、グローバルサプライチェーンの強化を進める。加えてYHSI社を起点にタイを中心としたアジア地域でのCW事業の構築と拡大に取り組む。
(提供:日本M&Aセンター

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