VUCA時代だからこそМ&Aでリソースを拡張させる

2024年は約5年ぶりに新型コロナウイルスと共にしない、1年のスタートとなります。

そういう意味においては、2024年こそ中期的な会社の将来を決める重要な1年になると考えています。 新型コロナウイルスが巻き起こした消費者のライフスタイルの変化、インバウンド需要復活への対応、コストアップに対応するための業務効率化や販売戦略の見直し、長期的な目線での海外戦略の構築など、検討しなければならない事項は多数ありますが、重要なことは、限られたリソースの中で事業運営をしなければならないため、自社のリソースの最適配分を考えていくことです。

一方でリソースを特定領域に集中させることは、その領域において成果を出せなかった場合、立て直すのに時間がかかってしまうというリスクもあります。

そういった中、M&Aはグループとしてリソースを拡張させていく戦略であると言えます。買い手も売り手も自社にはない人・物・金・情報など相手方の様々なリソースを取得できるため、自社だけでは取り組めないことも取り組めるようになり、グループ全体としてのリスク分散を行うことが出来るようになります。

VUCA時代と言われている不確実性の高い時代の中で、何かに注力しづらい(選択の合理的判断が難しい)中においては、М&Aを行う意義が大きいのではないでしょうか? 2024年はM&Aを活用し、新しい体制を構築するための1年とするのには、最適なタイミングなのではないかと思います。

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著者

高橋 空 高橋たかはし そら

株式会社日本M&Aセンター/業種特化2部 食品業界専門グループ

1991年9月、神奈川県生まれ青山学院大学経営学部卒業後、株式会社船井総合研究所にてフードビジネス専門のコンサルティングに従事した後、日本M&Aセンターに入社。食品業界専門グループにて、食のベンチャー企業のイグジット支援から創業100年を超える老舗企業の事業承継支援まで幅広くM&A支援に携わる。