旭化成ホームズ、中央ビルト工業をTOBで子会社化

旭化成株式会社(3407)の完全子会社である旭化成ホームズ株式会社(東京都千代田区)は、2023年12月14日開催の取締役会において、完全子会社とするために中央ビルト工業株式会社(1971)の普通株式を公開買付けにより取得することを決議した。

旭化成ホームズは、旭化成において住宅事業を本格的に立ち上げたのを契機に、1972年11月に旭化成(当時の商号は旭化成工業株式会社)の完全子会社の住宅専業会社として設立。連結子会社71社及び持分法適用関連会社11社で構成されており、設立当時より、世代を超えて住み継がれる「ロングライフ住宅」の思想を土台に、フレックスシリーズやヘーベルビルズをはじめとする商品・サービスを展開。

中央ビルト工業は、1951年3月に建設工事用鋼管の販売を目的とする中央商事株式会社として設立。建設現場における足場仮設工事の安全と、木材資源保護のため、従来の丸太足場から鋼管による足場に着目し、1953年4月には我が国で初めて鋼製仮設機材の製造・販売を開始。その後鋼管構造物の設計・施工を開始し、建築部門にも進出。仮設業界のパイオニアとして、仮設機材の販売・賃貸を行う仮設機材事業と住宅用鉄骨部材の受託加工である住宅鉄骨事業を収益部門の二本柱として事業展開を行う。

両社はで2017年に業務及び資本提携契約を締結。旭化成ホームズは、今後より一層の事業拡大を図っていくためには、中央ビルト工業との資本関係を更に強化し、これまで以上の一体化した経営を行うことにより、協業体制の構築や経営資源・ノウハウの最大化、意思決定の迅速化・簡素化、事業成長への経営資源の集中を図り、対象者の収益力の向上と成長に伴う利益を享受する必要があるとの考えに至り、中央ビルト工業を完全子会社とすることが最適であると考えるに至った。

・買付けの概要
買付け等の価格  普通株式1株につき、金750円
買付予定数     1,581,093株
買付代金     1,186百万円
買付予定数の下限 797,400株

・日程
取締役会決議        2023年12月14日(木曜日)
公開買付開始公告日     2023年12月15日(金曜日)
公開買付届出書提出日    2023年12月15日(金曜日)
届出当初の買付け等の期間  2023年12月15日(金曜日)から2024年2月1日(木曜日)まで(30営業日)
決済の開始日        2024年2月8日(木曜日)

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(提供:日本M&Aセンター

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