旭化成、水素製造AEM方式の膜を手掛けるカナダ・Ionomr社に出資参画

旭化成株式会社(3407)は、カナダIonomr Innovations Inc.(カナダ・バンクーバー市、以下「Ionomr社」)への出資参画を決定した。

旭化成は、総合化学企業。繊維、住宅、化学品、建材、医療、電子部材などを扱う。

Ionomr社は、2018年に創業したカナダのスタートアップ。アニオン交換型の水電解装置用の膜(Anion-Exchange Membranes、以下「AEM」)を開発する。

Ionomr社が手掛けるアニオン交換型は、再生可能エネルギーを利用する際に特に求められる負荷変動対応で優れる他、希少金属を使わないことからコスト面でのポテンシャルが期待されている。

旭化成は出資を通じ、研究開発面でのIonomr社とのコラボレーションを進め、AEMに関する知見を蓄えるとともに、旭化成が保有する知見・技術を活用し、Ionomr社の膜の性能向上も支援する。

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(提供:日本M&Aセンター

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