「KIRA KIRAメニュー」の一例、「かぼすブリ」の塩焼きを主菜にした
(画像=「KIRA KIRAメニュー」の一例、「かぼすブリ」の塩焼きを主菜にした)

給食サービス企業(株)LEOCは、11月21日、大分県佐伯市のさいき城山桜ホール で「KIRA KIRA食育授業」の発表会を開催。佐伯市立米水津小学校の5、6年生の児童17名が開発した地場産物を活用したメニューを発表した。地域連携プロジェクト「KIRA KIRA食育授業」は、同社が中心となり、地元の生産者らと協力し、児童の郷土愛を育むことが目的だ。

2023年4月から10月の間で開催した食育授業では、学校給食の献立を学ぶ時間を設けた。さらに、地元農家への訪問学習で地元の農作物に触れる機会を提供した。

7月になると、児童たちは、同社の指導を受けながら、佐伯市の有機野菜をはじめ、かぼすをエサに含んだ「かぼすブリ」などの地元食材を用いた「KIRA KIRAメニュー」を開発した。

発表会当日、4チームに分かれた児童は「KIRA KIRAメニュー」の調理を実施した。会場では、2回の調理実習で腕を磨いた児童がスムーズに調理する姿が見られたという。調理後の発表会では、4チームのメニューを(株)LEOCの田中源人副社長ら7名が試食した。

試食を終えた田中副社長は「心のこもった料理に感動した。給食の中は、多くの生産者の皆様の努力と手間が集約したものであると感じ取ってもらえたと思う」と児童にメッセージを送った。

同社は2024年1月以降、児童が開発したメニューを各地に展開する。大分県内の受託事業所で提供する他、3月には子どもたちへの給食として採用する予定だ。