アステラス製薬株式会社(4503)は、Propella Therapeutics, Inc.(米国 ノースカロライナ州、以下Propella)との間で、アステラス製薬が米国子会社を通じてPropellaを買収することに合意し、契約を締結した。
買収額は約1億7,500万ドル。
アステラス製薬は、医薬品の製造・販売および輸出入を行う。
Propellaは、創薬化学とリンパ系への送達を組み合わせた独自のプラットフォームを通じて新規がん治療薬の創出を目指す、未上場のバイオ医薬品企業。
本買収によりアステラス製薬は、Propellaが前立腺がん治療薬として開発中のアンドロゲン合成阻害剤PRL-02(アビラテロンデカン酸エステル)を獲得する。PRL-02は、アビラテロンの長時間作用型の新たなプロドラッグ※。筋肉内投与後、標的組織内で高濃度になり、有効成分であるアビラテロンが持続的に放出されることを期待している。
※プロドラッグ:生体内の代謝反応を利用して生体内利用率を高めた薬剤。
・今後の予定
買収完了予定日 必要な法的諸手続きを経て2024年3月期