株式会社スズケン(9987)は、ファーマライズホールディングス株式会社(2796)と資本業務提携契約を締結し、同社の株式を取得することを決定した。
スズケンは、医療用医薬品・試薬・医療用機器・医療材料・食品などの販売、医療用機器の開発製造を行っている。
ファーマライズホールディングスは、調剤薬局の経営を行うグループの持株会社。
両社は、事業環境の変化への対応について協議。ファーマライズホールディングスの株式、および無担保転換社債型新株予約権付社債を持つAG2号投資事業有限責任組合(以下、「AG2号ファンド」)にて早期に保有株式等を売却したい意向があり、スズケンとAG2号ファンドとの間で本株式譲渡の合意に至った。
また、スズケンにおいては、知識やノウハウを相互に活用し、両社の信頼関係を高める必要があると判断。資本参加を含む業務提携契約の締結に合意した。
【資本業務提携】
(1)業務提携の内容
・薬局事業の質の向上と基盤強化
・ヘルスケア拠点としての新たな薬局の価値創造
・デジタル技術を活用した薬局事業の効率化と新たなサービスの提供・創造
・厚生行政の変化を捉えた新たなビジネスモデルの創出
・医薬品流通の効率化と患者向けサービスの創造 など
(2)資本提携の内容
ファーマライズホールディングスの株主であるAG2号ファンドは、ファーマライズホールディングスが発行する無担保転換社債型新株予約権付社債を保有している。スズケンは、AG2号ファンドが持つ社債が転換された株式2,203,800株および同社が保有する142,800株の計2,346,600株(議決権比率:19.99%)を取得する。
・今後の予定
株式譲渡実行日 2023年11月21日
【医薬品卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら】
(提供:日本M&Aセンター)