大成建設がピーエス三菱にTOB、子会社化へ

大成建設株式会社(1801)は、株式会社ピーエス三菱(1871)を連結子会社とすることを目的とした株式公開買付(TOB)の実施、および資本業務提携契約を締結することを発表した。買付価格は1,010円、買付総額は約240億円。

大成建設は連結子会社45社、持分法適用会社62社を有する、大手総合建設企業。

ピーエス三菱は、高速道路のリニューアルやPC・プレキャスト(PCa)コンクリート分野に強みを持つ。

大成建設は2021年度から3カ年の中期経営計画で、グループ国内土木事業では強固な事業基盤確立のための体制整備等、グループ国内建築事業では厳しい競争環境下における優位性の確立等を掲げており、PC橋梁事業などに強みを持つピーエス三菱を傘下に迎えることでシナジー創出を狙う。
なお、連結子会社化後もピーエス三菱の上場を維持する方針。

・今後の予定
公開買付開始公告日    2023年11月10日
届出当初の買付け等の期間 2023年11月10日~2023年12月11日まで(21営業日)
決済の開始日       2023年12月18日

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(提供:日本M&Aセンター

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