クシム、CAICA DIGITALと新たな資本業務提携、及び同社の第三者割当増資を引受けへ
(画像=Anton/stock.adobe.com)

株式会社クシム(2345)は、株式会社CAICA DIGITAL(2315)と新たな資本業務提携を行い、CAICA DIGITALが実施する第三者割当増資の引き受けを行うことを決定した。

クシムは、ブロックチェーン技術のR&D・システム開発・HR事業、システムエンジニアリング事業、M&A事業を行っている。

CAICA DIGITALは、ITサービス事業および金融サービス事業を行っている。

本資本業務提携は、クシムおよびCAICA DIGITALの経営資源を活用、協業することにより、両社が取り組むブロックチェーン技術を活用したWeb3ビジネスの収益性を拡大させ、両社の企業価値向上を狙いとするもの。

両社の関係としては、2017年12月当時クシムが展開していたEラーニング事業を強化する目的で、ブロックチェーン技術を利用した人材総合ビジネスを実現する内容の資本業務提携からスタートしていた。

【資本提携の内容】
クシムは、CAICA DIGITALの第三者割当増資を引き受け、同社発行の普通株式7,291,700株を取得する。(取得後の議決権比率7.28%)

【業務提携の内容】
① ブロックチェーン技術を活用した、Web3ビジネスの拡大を目指す共創関係の構築
② カイカコインを利活用したビジネスの拡大を目指す共創関係の構築
③ (クシムと経営統合後の)カイカエクスチェンジが運営する、暗号資産交換所Zaifの適切な運営継続を目的としたCAICA DIGITALによる運営ノウハウ等の提供
④ ①②③を実現するためのシステムエンジニアリングサービスにおける連携
⑤ 下記の項目を前提としたカイカエクスチェンジホールディングスの譲渡に向けた提携
(I)CAICA DIGITALおよびカイカフィナンシャルホールディングスが保有する、カイカエクスチェンジホールディングスの株式31,549株(議決権所有割合:84.39%)をクシムが一株1円、合計31,549円で取得する。
(II)CAICA DIGITALおよびその子会社が、カイカエクスチェンジホールディングスおよびカイカキャピタルに対し保有する債権(債務がある場合は相殺後)を超えない範囲で、株式譲渡によるのれん(繰り延べ税金負債含む)の計上等により、クシムの連結純資産に影響を与えない合理的な見積額の債権を劣後債権に切り替え後、クシムが1円で取得する。
(III)CAICA DIGITALおよびその子会社が、上記債権譲渡後の残額である債権を10年長期債権に切り替える。但し、本第三者割当増資により払い込まれる資金の使途として、CAICA DIGITALおよびその子会社がカイカエクスチェンジホールディングスに貸し付ける予定の債権は除く。
(IV)カイカエクスチェンジホールディングスは、カイカエクスチェンジの資本増強を行う。(増資予定額286百万円)

・今後の予定
本第三者割当増資の払込期日 2023年10月10日

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(提供:日本M&Aセンター

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