豊田合成、芦森工業との資本業務提携強化に向け基本合意書締結
(画像=aicandy/stock.adobe.com)

豊田合成株式会社(7282)は、芦森工業株式会社(大阪府摂津市)との間で、セーフティシステム事業に関する資本業務提携の強化に向けた協議に入る旨を決定し、芦森工業および同社の筆頭株主である日本毛織株式会社(3201)と、それぞれ基本合意書を締結した。

豊田合成は、合成樹脂・ゴムを中心とする自動車部品などの製造・販売を行う。

芦森工業は、自動車安全部品、機能製品等の製造・販売を行う。

より安全で安心なモビリティー社会実現へ貢献するため、両社は2021年5月に締結した資本業務提携に基づく協業を深化・加速させる。

豊田合成は、相互の事業資産とノウハウを活用することで、開発・設計、販売、調達および生産におけるシナジー効果の最大化を図ると共に、セーフティシステム製品をトータルで提案・提供できるシステムサプライヤーを目指す、とした。

(1) 業務提携
豊田合成と芦森工業は、以下の項目における業務提携の強化に向けた基本合意に至った。
① エアバッグとシートベルトの技術・ノウハウの相互補完による一体的な開発と販売拡大
② エアバッグとハンドルの営業機能の統合・効率化によるカーメーカーへの最適な提案
③ 安全規制強化(法規・アセスメント)や電気自動車、自動運転車に対応した開発の効率化
④ 部品共通化を基本とする設計仕様の統一
⑤ 部品の最適調達
⑥ 両社の生産拠点、生産設備、評価設備などの相互活用

(2) 資本提携
豊田合成と日本毛織は、同社が持つ芦森工業の普通株式869,400株(自己株式控除後の発行済普通株式の14.48%)の豊田合成への譲渡に向けた基本合意に至った。これに基づき譲渡が完了した場合には、豊田合成が持つ芦森工業の普通株式は1,703,500株(自己株式控除後の発行済普通株式の28.36%)となる予定。

・今後の予定
資本業務提携契約書の締結日  2023年10月下旬~11月下旬
株式譲渡日          2023年10月下旬~11月下旬

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(提供:日本M&Aセンター

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