関電エネルギーソリューション、大東建託へバイオマス発電事業を譲渡
(画像=YouraPechkin/stock.adobe.com)

大東建託株式会社(1878)は、関西電力グループの株式会社関電エネルギーソリューション(大阪府大阪市)、兵庫県森林組合連合会(兵庫県神戸市)と、間伐材を燃料にした朝来バイオマス発電所(兵庫県朝来市)とbe材供給センター(同市)の事業譲渡契約を締結した。

大東建託は、建物賃貸事業の企画・建築、不動産の仲介・管理、およびガス供給などの関連事業を行う。

関電エネルギーソリューションは関西電力グループの中核企業として、地域熱供給サービス、ESCOサービス、エネルギーマネジメントサービス(エネルギー診断、エネルギー管理支援)、ガス・燃料油販売、電気保安サービス(電気設備保安管理、電気設備の設計・施工、設備管理)、発電事業、電力供給サービスの提供等を行う。

朝来バイオマス発電所は、発電所を関西電力グループが、燃料供給センターを兵庫県森林組合連合会が運営し、官民連携での林業の活性化などを目的とし2016年12月に運転を開始した。

しかし木材価格高騰の影響を受け、燃料の木材チップの確保が困難となり、供給を担う兵庫県森林組合連合会が事業撤退を申し入れ、2022年12月24日に発電を停止していた。

この度、大東建託が事業譲渡契約先に決定したため、来年度中の再稼働を目指し、事業譲渡に向けた具体的な調整を進める予定。

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(提供:日本M&Aセンター

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