たった1分間でビジネス情報を集める3つの方法
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(本記事は、藤由 達藏氏の著書『「すぐやる人」になる一番かんたんな方法』=ぱる出版、2022年11月11日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

テーマを決めてネット検索し情報を集める一分間トリック

腰を据えて調査したり、専門書を読んで調べることも大事ですが、ちょっとだけ調べる時間を日々の暮らしの中にもつことも有効です。今は、ネット上の情報を検索で調べることができます。

テーマを決めて、一分間だけネット情報を検索してみましょう。

検索結果を見て、興味深いリンクをブラウザの新しいタブでどんどん開いていき、興味のあるページを一分間の内に、いくつも開いてしまいましょう。

開いておくと、それは順番に読みたくもなります。一分経ったら、順番に読んでいくのです。それだけでも知識は広がり、視野を広げることができます。

新聞から情報を集める一分間トリック

ネット以外の情報も大事です。情報の信頼性という点で、まだまだ価値があるのが紙の新聞です。ネットと併わせて読みたいものです。

まず大きな紙面の一覧性も魅力です。紙面に占める、見出しの文字の大きさや記事の分量によって、新聞社が判断した、各記事の重要度がひと目でわかります。記事を読まずに、見出しを見るだけでも、ざっとその1日のニュースを把握することができます。

毎日一分間、新聞の全紙面をめくって眺めるようにすれば、効率的で効果的な情報収集を継続的に行えます。

ただし新聞も一報道機関にすぎません。一紙しか読まないのは、テレビを一局しか見られないのと同じです。たまには普段読んでいない新聞を買ったり、購読紙をときには変えたり、海外の新聞を読むなどして批判的に読んでいきましょう。

定期的に統計データを集める一分間トリック

業界や仕事内容によっても違いますが、どんな業界であっても、知っておいた方が良い数字というものがあります。特に大事なのは統計データです。それを覚えておくだけで、アイデアを生み出せるような基礎情報です。

私が文具・オフィス家具業界にいたときには、全国の民間事業所数のデータは総務省統計局のデータでチェックしていました。当時は約592万事業所(平成16年)と覚えていましたが、最近のデータ(令和元年)を見てみたら約640万事業所でした。ここから文具事務用品やオフィス家具の需要や今後の傾向などを考えたりすることができます。

日々の株価、為替相場、出生率、自分の住む街の人口、都市の昼間人口と夜間人口など、ご自身の仕事に関係する統計データをことあるごとにチェックして、記録しておくと、いざというときに役立ちます。雑談のネタにもなります。重要な統計データを日頃からチェックするために、1週間の内に一分間だけでも時間を割いてみましょう。

ココがポイント!
一分間で集める情報を決めておいて、定期的に情報収集しよう!
「すぐやる人」になる一番かんたんな方法
藤由 達藏(ふぢよし たつぞう)
株式会社 Gonmatus 代表取締役。夢実現応援家®。モットーは「人には無限の可能性がある」。個人には夢実現応援の対話(コーチング)を、企業や団体には研修や講演を提供し、「魂が悦ぶ®出版講座」では出版の実現をサポートしている。
1991年、早稲田大学卒業後、プラス株式会社に入社。営業や企画、新規事業設立などを経験。2009年全プラス労働組合中央執行委員長に就任。2010年、平本あきお氏のプロコーチ養成スクール(講師:宮越大樹氏)でコーチングを学ぶ。2013年独立。2016年に株式会社Gonmatusを設立し、コーチングや研修、ワークショップ、「魂が悦ぶ®出版講座」、「ビーイング瞑想®」などを企業や労働組合、個人の方々に提供している。
著書は、35万部突破した『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春出版社)、『「鬼滅の刃」に学ぶ「夢を叶える8つの力」』(ぱる出版)等多数ある。

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