賃貸型富裕層,超高級マンション
(画像=PlusONE/Shutterstock.com)

富裕層の住まいというと、高級住宅街に豪邸を構えるというイメージも強いが、近年の富裕層の中には、利便性を重視したり、ライフスタイルの変化に対応したりするために、あえて賃貸物件に住む人も少なくない。「賃貸型富裕層」がどのようなマンションに住んでいるのかを覗いてみよう。

ラ・トゥールシリーズ

ラ・トゥールシリーズは、住友不動産が誇る高級賃貸レジデンスシリーズで、代官山・新宿・渋谷など都心の一等地を中心に41棟を展開している。英語対応も可能なコンシェルジェの24時間常駐有人管理による警備など、住友不動産が自信をもって手掛けるだけにサービスやセキュリティも万全だ。今回はそんなラ・トゥールシリーズから2つ紹介する。

ラ・トゥール代々木上原

東京を代表する高級住宅街である代々木上原(渋谷区)にある。ラ・トゥールシリーズにしては珍しく低層型レジデンスであるものの、36戸全てが200㎡以上の広さを誇り、共用部分にはフィットネスルーム、キッズルーム、パーティールーム、トランクルームなどが用意されているなど、まさに高級住宅街に相応しい装いだ。

セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿

都庁のすぐ側に位置する44階建超高層レジデンス。日本最大級のオフィス街のそばでありながら、新宿中央公園を前に四季を体感できる。シアタールーム、ゴルフレンジ、カラオケルームなどの共有施設があり、都心ならではの利便性と、穏やかな暮らしを両立できる。

東京ミッドタウン

時代の先端を走る商業施設が集積した「世界の交差点」である六本木に、2007年に誕生したのが東京ミッドタウンだ。運営者は三井不動産である。ミッドタウンには3つの高級レジデンス・サービスアパートメントが集積していることをご存知だろうか。

東京ミッドタウン・レジデンシィズ

東京ミッドタウンの名を冠した唯一のレジデンス。全166戸の部屋はすべて眺望の良い高層階に位置している。共用部にはフィットネス、ラウンジ、貸会議室、空中庭園等を配し、24時間コンシェルジュサービスによる来客対応や予約受付など、きめ細やかなサービスを提供している。

ザ・パーク・レジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京

超高級ホテル「リッツ・カールトン」が運営するレジデンスになる。ロビーは壮大な3層吹き抜けで、全244戸の部屋はバリエーションも豊富だ。ヴァレーサービスにはじまり、ドアサービス、コンシェルジュサービス、ルームサービス、ハウスキーピング、シェフの出張料理サービスなどホテルレジデンスならではのおもてなしを堪能できる。

オークウッドプレミア東京ミッドタウン

サービスアパートメントの世界最高級ブランド「オークウッドプレミア」が手掛ける。24時間対応のレセプション、ハウスキーピングなどの洗練されたサービスや、フィットネスセンター、入居者専用ラウンジ、ビジネスセンターなどの施設も充実しており、世界で活躍するビジネスエグゼクティブが入居する。また、1ヶ月から滞在可能なので、東京での中長期の滞在や自宅のリフォームを行う際にも活用できる。

六本木ヒルズレジデンス

2003年の開業以来、圧倒的な知名度とブランド力を誇るのが六本木ヒルズレジデンスだ。良好な居住環境・セキュリティ・ホスピタリティーは当然であり、六本木や広尾には大使館も多く、洋風な雰囲気が流れているが、少し歩けば由緒正しい寺院が存在する麻布にもたどり着く。和と洋、新と旧が混在している地域性も大きな魅力だ。なお、賃貸仲介サイトを確認すると、月の募集賃料が300万円弱の部屋も確認できる(2020年1月現在)。

建設中の虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワーにも注目

都内の人気エリアには、今後も高級賃貸マンションの建築が予定されている。特に注目されているのは、54階建ての「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」だ。延べ床面積は12.1万㎡に達し、「アークヒルズ」を手掛ける「MORI LIVING」の最高峰として位置づけられている。2021年の完成が楽しみだ。

文・THE OWNER編集部

無料会員登録はこちら