セブン&アイ・ホールディングス、連結子会社間で吸収合併へ
(画像=KK/stock.adobe.com)

株式会社セブン&アイ・ホールディングス(3382)は、連結子会社である株式会社イトーヨーカ堂(東京都千代田区)を存続会社とし、株式会社ヨーク(東京都千代田区)を消滅会社とする合併契約を締結し、吸収合併を行うことを決定した。

セブン&アイ・ホールディングスは、国内大手の流通会社。純粋持株会社で、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営を行っている。

イトーヨーカ堂は、小売業を行っており、2023年3月時点で126店舗(丸大新潟店含む)を展開している。
ヨークも、同じく小売業を行っており、103店舗(2022年12月末時点)を展開している。

セブン&アイ・ホールディングスは、「食」の強みを軸とした国内外CVS事業の成長戦略・具体的なアクションプランを進めており、その一環として、イトーヨーカ堂、ヨークにより運営されている首都圏のスーパーストア事業(以下、SST事業)について統合再編を実施し、注力する首都圏におけるシナジーおよび運営効率を最大化すべく、本合併を実施することとした。

また、本合併を通じ、本社機能を最適配置することでオペレーション改善の効果と効率を最適化する。

あわせて、イトーヨーカ堂が営む製造インフラ事業を株式会社Peace Deliに吸収分割により移管し、グループ共通インフラとしての機能を集約し事業基盤強化を図る。

さらに、利益成長可能な収益構造実現に向け、持続的かつスピード感ある成長を目指し、イトーヨーカ堂が営むネットスーパー事業を、新設した倉庫型通販型小売会社に吸収分割により移管する。

・今後の予定
合併効力発生日 2023年9月1日

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(提供:日本M&Aセンター

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