視野が広がると読書速度もアップ 視幅拡大トレーニングとは
(画像=DrobotDean/stock.adobe.com)

(本記事は、川村 明宏氏、川村 真矢氏の著書『驚異の「速脳速読」トレーニング』=日本実業出版社、2023年3月17日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

トレーニング7 視幅拡大トレーニング

人は自然状態では、約180度の広がりの視野を持っています。しかし、文字を読む生活を続けていると、視野を絞り込んで、そのときに意味を読み取っている対象の文字しか見ないので、それ以外の無関係な文字は意識的に視野から除外するという習性が身についてしまいます。

また、視野が狭くなると、それに伴って読書速度も連動して落ちるという現象が見られます。この傾向に歯止めをかけるのが、視幅拡大トレーニングです。

トレーニング法❶

① 視点を中心の黒四角に置く
② 視点を動かさないようにして、見る範囲を外側にスライドさせていく
③ いちばん外側に行ったら、すぐに中心に戻る
④ 30秒間で8回以上、スライド(往復)させる

『驚異の「速脳速読」トレーニング』
(画像=『驚異の「速脳速読」トレーニング』より)

トレーニング法❷

この視幅拡大トレーニングは、屋外でもできます。

正面を見たまま、左右両端も意識して、視野を確認できるようにしてください。

歩きながらでも、信号待ちをしているときでも簡単にでき、視幅を拡大するのに効果的です。

驚異の「速脳速読」トレーニング
川村明宏(かわむら・あきひろ)
速読術・速脳術・多分野学習法などの開発創始者。ジョイント式速読術を開発し、日本ではじめてパソコンを利用した速読トレーニングを提供開始。全国に速読教室を展開し日本国内では少なくとも50万人以上の受講生に川村式ジョイント速読を教え能力向上を実現。
1978年から40年以上にわたり速脳、速読トレーニングの研究開発を行っており、ベストセラー「頭がよくなる速読術」など関連著書は100冊以上。NintendoDS、ソニーのゲームソフトも多数。海外での普及及び、提携活動も行ない、eyeQ(英語版 速脳速読)は現在アメリカ国内シェアNo.1となっている。米国公私立学校では2000校以上が導入。新日本速読研究会会長、川村速脳開発協会(旧・速脳研究会)名誉会長。
川村真矢(かわむら・しんや)
小学生の頃より川村式ジョイント速読法の訓練を受ける。長年、速読講師を務め、本部教室の運営から関東圏カルチャーセンターでの講義、団体向けセミナー等を統括。その後、速読メソッドを応用した英語速読、認知症予防プログラムの開発に携わる。
新日本速読研究会・速脳研究会・海外事業の運営管理を行う株式会社インフィニティ代表取締役社長。SOKUNOUの新技術開発やビッグデータ検証による効果的な学習システムの改善に取り組む。

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