食品産業新聞社
(画像=食品産業新聞社)

双日食料(SOFCO、東京都港区、小泉豊社長)と、双日が出資参画するフードテック企業のTastable(テイスタブル、東京都中央区、山中昭浩社長)、パイオニアジャパングループで畜肉総菜加工品を手掛けるコスモジャパン(北海道小樽市、新勇一社長)の3社は、6月1日、植物肉事業に関する業務提携契約を締結した。

植物肉に関するテイスタブルの開発力と、コスモジャパンが得意とする少量多品種生産の技術・ノウハウを融合させ、植物肉に対する細かなニーズに対応していくほか、双日グループで畜肉関連事業におけるマーケティング会社ミートワン(東京都港区、池本俊紀社長)の参画企業との連携を深め、拡大する植物肉市場に対応していく。

コスモジャパンは、パイオニアジャパングループの中核工場として、つくねやハンバーグなどの加熱済み製品や、チルドの未加熱焼鳥、味付け肉(チルド・冷凍)、パン粉付き製品(チルド・冷凍)など、量販店、専門店、ホテル、外食企業向けのOEM(委託生産)を中心に多種多様な畜肉総菜加工品を手掛けている。大手工場のような大量生産ではなく、顧客の細かなニーズに対応した少量多品種生産を得意としている。

一方、テイスタブルの親会社のユニテックフーズ(東京都中央区、関田眞一社長)は、前身の雪印食品(海外事業本部)時代からパイオニアジャパングループと取引関係があり、コスモジャパンはこれまでも、ミートワンの参画企業や双日食料の業務提携先とともにテイスタブルが開発・販売する植物肉「NIKUVEGE」の製造を担ってきた。とりわけ、コスモジャパンが持つつくねやハンバーグといった練り物系の開発力・ノウハウは、「NIKUVEGE」の販売拡大について重要な役割を担ってきた。

今回の3社間の業務提携を通じて、コスモジャパンは双日グループの各企業とより強固な関係を築き、グループ一丸となって植物肉事業の取組みを強化していく。とくに、これから市場が拡大するなかで、植物肉に対するニーズも多種多様化していくことが予想される。

そこでコスモジャパンの少量多品種生産の強みを発揮し、小回りの利いた商品開発と小ロットの生産体制を構築していく。そして、大量受注案件については、引き続きミートワンの参画企業や双日食料の業務提携先と協業するなど、グループ各社の強みを発揮、相互に補完し合うことで、植物肉市場の拡大に貢献していく方針だ。

〈畜産日報2023年6月9日付〉