日野自動車、三菱ふそうトラック・バスとの経営統合へ基本合意
(画像=Yuri Bizgaimer/stock.adobe.com)

日野自動車株式会社(7205)は、三菱ふそうトラック・バス株式会社(神奈川県川崎市)との間で経営統合について基本合意書の締結を決定し、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、日野自動車の親会社トヨタ自動車株式会社(7203)および三菱ふそうの親会社ダイムラートラック社の4社で基本合意書を締結した。

本経営統合により、日野自動車および三菱ふそうトラック・バスが、統合会社の完全子会社になる予定。

また、トヨタ自動車およびダイムラートラック社の本統合会社の持分比率に関して、それぞれトヨタ自動車およびダイムラートラック社で別途合意する比率を保有し、その持分比率は同割合とする予定。
そのため、本経営統合の実施後、トヨタ自動車は日野自動車の親会社でなくなる見込み。

日野自動車は、トラック・バス、小型商用車・乗用車(トヨタからの受託車)、各種エンジン、補給部品等の製造を行っている。
三菱ふそうトラック・バスは、トラック・バス、産業エンジンなどの開発、設計、製造、売買、輸出入、その他取引業を行っている。

本経営統合により日野自動車は、三菱ふそうトラック・バスと一緒になり、開発・生産など事業効率を上げ、日本の商用車メーカーの競争力を磨くことで、日本・アジアの自動車産業の基盤を守り、顧客、ステークホルダー、そして日本の自動車産業に貢献する。

【協業内容】
ダイムラートラック社、三菱ふそうトラック・バス、日野自動車およびトヨタ自動車は、グローバルでのCASE技術開発・商用車事業の強化を通じたカーボンニュートラルの実現、豊かなモビリティ社会の創造に向けて協業する。

■日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは対等な立場で統合し、商用車の開発、調達、生産分野で協業。グローバルな競争力のある日本の商用車メーカーを構築
■ダイムラートラック社とトヨタ自動車は、両社統合の持株会社(上場)の株式を同割合で保有。水素をはじめCASE技術開発で協業、統合会社の競争力強化を支える

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(提供:日本M&Aセンター

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