総務省が発表した労働力調査(速報)によると、4月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.2ポイント減少して2.6%だった。

4月の完全失業率2.6%、正規雇用は前年同月比13万人増

男女別の完全失業率は、男性が2.7%で前月から0.3ポイント減少、女性は2.4%で前月から0.1ポイント減少となった。

完全失業者数は190万人(前年同月比2万人増)で、2カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は26万人(前年同月比1万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は74万人(同1万人減)、「新たに求職」は54万人(同4万人増)だった。

就業者数は6741人(前年同月比14万人増)で、9カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6057万人(同7万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、製造業(38万人増)、情報通信業(10万人増)、生活関連サービス業,娯楽業(10万人増)などが増加し、医療,福祉(29万人減)、教育,学習支援業(19万人減)、建設業(10万人減)などが減少した。

正規雇用は3664万人(前年同月比13万人増)で3カ月ぶりの増加。非正規雇用は2064万人(同6万人減)で17カ月ぶりの減少となった。

非正規雇用の内訳は、パート1009万人(前年同月比9万人減)、アルバイト421万人(同12万人減)、労働者派遣事業所の派遣社員154万人(同4万人増)、契約社員287万人(同11万人増)、嘱託107万人(同5万人減)、その他86万人(同5万人増)。

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