サトーホールディングス、米国傘下を通じStafford Press, Inc.を子会社化
(画像=bluebeat76/stock.adobe.com)

サトーホールディングス株式会社(6287)は、完全子会社SATO International America, Inc.(米国 デラウェア州)を通じて、Stafford Press, Inc.(米国 ワシントン州、以下Stafford社)の全株式を取得し、子会社とした。

サトーホールディングスは、自動認識ソリューション商品(プリンタ、ソフトウェア等)の製造・販売などを展開するグループ内傘下子会社の経営戦略策定・経営管理を行っている。

Stafford社は、主に花卉用タグ・ラベル(花や植物の品種名や写真が表示された鉢やプランターに付けるタグやラベル)と、それらをオンデマンドでカラー発行するインクジェットプリンタを製造・販売している。

花卉を含むリテール市場はサトーの米国事業が注力する市場の一つであり、花卉事業者向けにバーコードラベルやプリンタを販売していた。 本件M&Aは、以下を目的としている。サトーホールディングスは、Stafford社との製品・地域面でのシナジーにより、戦略的に重要視する米国の事業ポートフォリオを拡充していく。

(1)花卉市場におけるシェアの拡大。
(2)サトーが得意とするサーマルおよびレーザープリンタのほか、Stafford社のインクジェットプリンタ用のラベルの生産技術を獲得することで、オンデマンド・プリンティング・ソリューションの品揃えを広げ、他市場へも提案力を強化。
(3)現在米国東部3州に集中するサトーのラベル生産拠点に加え、ワシントン州のStafford社の工場を持つことで西部地域でのラベル供給能力を高め、顧客へのサービスを向上。

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら