資生堂ジャパンが資生堂薬品の事業を承継へ
(画像=NicoElNino/stock.adobe.com)

資生堂ジャパン株式会社(東京都中央区)と資生堂薬品株式会社(東京都中央区)は、資生堂薬品の事業を資生堂ジャパンが承継する会社分割の実施を決定した。
資生堂ジャパンを吸収分割承継会社とし、資生堂薬品を吸収分割会社とする吸収分割方式。

資生堂ジャパンは、化粧品等の企画・販売を行っている。日本国内のマーケティングおよび販売を統括している。

資生堂薬品は、医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、雑貨の販売を行っている。

両社は株式会社資生堂(4911)の完全子会社。

資生堂は、市場成長が続くクリーン&ダーマ領域※およびインナービューティー領域を、日本の生活者変化を捉えた新たな成長機会として位置付けていた。
これらへの取り組み強化を通じて新たな需要・体験価値を創造すべく、当該領域へのブランドを持つ資生堂薬品の事業を、資生堂ジャパンに承継することとした。

当該領域におけるブランドの成長戦略実現を通じて、市場実行力強化と経営の合理化・効率化を進め、収益性向上につなげる狙い。

・今後の予定
吸収分割契約締結日 2023年11月下旬
効力発生日     2024年1月1日

※クリーン&ダーマ:肌の刺激になりやすいとされる成分を配合しない(クリーン)化粧品と、皮膚科学に基づくダーマ化粧品とを合わせた市場領域。

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(提供:日本M&Aセンター

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