NIPPON EXPRESS ホールディングス、cargo-partnerの株式取得へ
(画像=pressmaster/stock.adobe.com)

NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社(9147)は、Cargo-Partner Group Holding AG並びにその子会社4社の計5社(以下、売主)から、ロジスティクスサービスを展開する複数の子会社(オーストリア ウィーン、以下cargo-partner)の株式を取得することについて合意し、 株式譲渡契約の締結を決定した。

本件は、NIPPON EXPRESS ホールディングスの欧州持株子会社NIPPON EXPRESS EUROPE GMBHの完全子会社である特別目的会社を通じて行われる。

取得価格は、対象会社の普通株式845百万ユーロ(126,750 百万円)。
※cargo-partner63社全てに係る合計額
※1ユーロ=150円で換算。

NIPPON EXPRESS ホールディングスは、輸送業・運送業・倉庫業など総合物流を行うグループの持株会社。

cargo-partnerは、中東欧地域に物流事業基盤を持ち、自動車、電機・電子、医薬品産業における海運・航空フォワーディング事業を中心に欧州、アジア、北米で事業展開している。

本件M&AによりNIPPON EXPRESS ホールディングスは、両社の持つ優位性を生かし、相乗効果によるさらなるフォワーディング事業の強化、営業活動の活発化、グローバル市場における存在感向上を図る。

今後の新たな成長分野として、具体的に主に以下4点を見込む。

①欧州域内の生産拠点として今後の成長を見込む、中東欧地域のロジスティクス基盤を補完することによるネットワークの拡大と欧州地域の提供サービス拡充
②海運・航空貨物取扱量拡大による、グローバル市場における競争力の強化
③グローバル展開する顧客の様々な要望に応え、特にアジアと欧州を結ぶロジスティクス需要への対応力とグローバルアカウント体制の増強
④互いに異なる顧客基盤と国・地域の強みを持つことから、相互補完によるロジスティクス事業のシナジー創出と拡大・発展

・今後の予定
本件取引実行日 2023年11月~2024年5月

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(提供:日本M&Aセンター

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