有力FX企業17社の月間データランキング-2019年6月-
株式会社矢野経済研究所は、FX（外国為替証拠金取引）店頭取引市場における有力企業17社のアンケート調査を実施し、2019年6月末の預かり残高、口座数、2019年6月の月間取引高を算出した。
＊1. 集計対象は、預かり残高16社、口座数17社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
＊2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。
【 預かり残高 】
2019年6月末の有力FX企業16社1の預かり残高の合計は、1兆906億円であった。企業単体集計の2019年6月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,675億円、第2位のDMM.com証券は1,276億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の2,496億円で、第2位はGMOグループ*2の1,865億円となった。
6月は前月比192.8億円増（1.80％増）となり、本調査対象企業16社中13社（その他企業1社含む）で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券（5.41％増）、次いでGMOクリック証券（3.19％増）であった。
【 口座数 】
2019年6月末の有力FX企業17社1の口座数の合計は、533万口座であった。企業単体集計の2019年6月末の口座数の第1位はDMM.com証券で72.6万口座、第2位のGMOクリック証券は61.8万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の122.5万口座で、第2位はGMOグループ*2の81.4万口座であった。
6月は前月比3.7万口座増（0.71％増）となった。本調査対象企業17社中16社（その他企業2社含む）で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券（1.14％増）、次いでGMOクリック証券（0.99％増）であった。
【 月間取引高 】
2019年6月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で170兆円（百万通貨を1億円として換算）となった。2019年6月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で51.9兆円（同）、第2位はDMM.com証券で38.9兆円（同）であった。
6月は前月比23.0兆円減（11.95％減）で、大半の企業で取引高が減少する中、本調査対象企業12社中1社（その他企業1社含む）で取引高が増加した。
