東京製綱、カザフスタン法人Tokyo Rope Almaty LLPを現地従業員に譲渡へ
(画像=XaMaps/stock.adobe.com)

東京製綱株式会社(5981)は、連結子会社である東京製綱インターナショナル株式会社(東京都江東区)が100%保有するカザフスタン法人Tokyo Rope Almaty LLP(カザフスタン国 アルマティ市)の持分全てを、現地従業員に譲渡することを決定した。

東京製綱は、ワイヤーロープやスチールコードなどのメーカー大手。

東京製綱インターナショナルは、東京製綱が培ってきた技術とノウハウを新素材に応用し、製品・サービスを海外に提供している。

Tokyo Rope Almaty LLPは、防災製品の製造販売を行っている。
東京製綱が持つ各種防災製品の製造・施工技術を現地に移転し、同国の発展と社会資本整備への寄与と業容拡大を企図し、2016年5月に設立された。

東京製綱は、カザフスタン国アルマティ市のエセンタイ川護岸工事や、ウラル川護岸工事等で実績を積んでいたが、新型コロナウィルスの影響に加え、2022年1月にアルマティ市をはじめカザフスタン各地で発生した騒擾事件の影響などを踏まえ、当地で日系企業として事業の継続は困難と判断し、本譲渡の決定に至った。

・今後の予定
契約締結日 2023年3月30日
譲渡実行日 2023年4月10日

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(提供:日本M&Aセンター

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