株式会社免疫生物研究所(4570)は、連結持分法適用会社である株式会社AIBio(群馬県藤岡市)の実質的支配権の増加により、子会社とすることを決定した。
免疫生物研究所は、がん・炎症・脳神経疾患を中心とした抗体作製や定量系の研究・開発・製造を行う研究開発型企業。
AIBioは、抗体医薬品および診断薬候補の抗体作製を行っている。
免疫生物研究所は、韓国企業のAbcontek.Inc(韓国 ソウル市)との間で、合弁企業のAIBioを設立し、「ダニ媒介性感染症である重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)に関する治療用抗体医薬品候補「ACT101」の早期導出を目指し開発を進めていた。
しかしながら、Abcontek社より同社の経営事情において、AIBioへの研究開発費の負担が困難となる旨通知を受け、協議をおこなった結果、取締役および監査役の員数の変更等により、免疫生物研究所のAIBioの経営における実質的な支配権が増加したため、AIBio子会社化の決定に至った。