第52回食品産業技術功労賞 地域創生部門受賞
(画像=第52回食品産業技術功労賞 地域創生部門受賞)

離島を含めて北海道の隅々に店舗展開し、人口カバー率99%を誇る北海道の生活インフラ。輸入原料の高騰などが続く中、北海道の原料を使った独自商品を「Secoma」ブランドで積極的に開発し、地産地消を推進する。製造小売業(SPA)を構築することで、安定供給と低価格を実現し、北海道の生産者と生活者を支えている。

自社店舗だけでなく、道外の食品スーパー、ドラッグストアなどにも「Secoma」ブランド商品を供給し、北海道の「食」の価値向上と、北海道の発展に尽力している。2021年1号店開店から50周年、2022年は「セイコーマート」の店名を使い始めて50周年を迎えた。

全道がブラックアウトした2018年の胆振東部地震では、車のバッテリーから電源を取ることで、9割以上の店舗で営業を継続し、道民の生活を支えた。多くの店舗にガスで炊飯・調理する機能「ホットシェフ」があり、停電時でも温かい食事が提供できた。「ホットシェフ」は安定した商品供給が難しい離島への出店に備えて開発した機能。

〈食品産業新聞 2022年12月5日付より〉