月山短角牛とイベリコ豚を主原料としたハンバーグ(調理例)
(画像=月山短角牛とイベリコ豚を主原料としたハンバーグ(調理例))

スターゼンは1月18日、ノウフク・アワード2022準グランプリの「月山福祉会」が育てた「月山短角牛」のハンバーグを、クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を通じて数量限定で販売を開始した。

スターゼンは、障がいを持つ方(以降、利用者の方)の自立を支援する社会福祉法人月山福祉会のノウフク(農福連携)の活動に賛同し、月山福祉会の利用者の方が育てる月山短角牛の販売などを通じ、活動を支援している。今回、同会の活動を広く世間に周知し、支援の輪を広げるため、クラウドファンディングを活用し、月山短角牛とイベリコ豚を主原料としたハンバーグを数量限定で販売開始した。

なお、月山福祉会のノウフクの取り組みは、農林水産省をはじめとする関係省庁と関係団体が設立した、農福連携等応援コンソーシアムが主催する「ノウフク・アワード2022」において準グランプリを受賞している。

農福連携等応援コンソーシアム主催「ノウフク・アワード2022」ロゴマーク
(画像=農福連携等応援コンソーシアム主催「ノウフク・アワード2022」ロゴマーク)

スターゼングループは、障がい者支援事業を行う社会福祉法人月山福祉会の活動に賛同し、月山福祉会が所有する「月山ドリーム牧場」で利用者の方が育てた月山短角牛を販売している。今回、多くの方に同会の活動を知ってもらいたい、月山短角牛のおいしさを伝えたい、との想いから月山短角牛を受け継ぎ、スターゼンのハンバーグ専用工場で加工した。

クラウドファンディングでは、販売サイトである「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を通じて、「月山短角牛とイベリコ豚のハンバーグ」を5000円/パック(100g×8個入り)で販売する。販売数量は195パック、販売期間は1月18日~2月28日で、数量がなくなり次第終了する。

月山福祉会は、山形県鶴岡市にて障がい者支援活動事業を行う社会福祉法人団体。月山短角牛をはじめ、山形県の特産品の栽培やリサイクル業など、多角的に事業展開を行っている。。月山短角牛は、月山福祉会で育てた日本短角種で、正肉はノウフクJAS規格を取得、全国で8,000頭弱と希少な日本短角種を夏山冬里方式(夏は自然放牧、冬は牛舎とアニマルウェルフェアにも配慮)で飼育した。国産牧草のみを給餌、また荒れ果て放置された牧場を再生し活用している。

〈畜産日報2023年1月20日付〉