「農福連携」型カフェ「むぎくらべ」が2月1日、福岡県にオープンする。国産小麦使用の飲食メニューを提供する就労継続支援B型施設。
国産小麦の利用拡大を目的とした、障がい者が主体となったカフェで、農業体験などを通じた食育イベントも行う予定だ。主催者は(一社)全国米麦改良協会(渡辺好明会長)で、業務委託を受けた(株)カタボー(東京都渋谷区、小嶺順義代表)が業務企画などを行う。障がい者スタッフ雇用を含めた施設運営は(株)ゼロメディカル(東京都目黒区、原征弘代表)が担う。開設時点では障がい者雇用はないが、今後雇用を行う予定だ。
「むぎくらべ」は2018年から3年間、東京・神田で国産小麦使用の麺やパンを提供したアンテナショップ。今回、農福連携型にリニューアルし、九州産ミナミノカオリ100%使用のコッペパンなどのメニューを提供する。通常の事業所に雇用されることが困難な障がい者への訓練・支援を行う就労継続支援B型施設で、将来的には障がい者が主体となった運営を予定する。
〈むぎくらべ店舗情報〉
福岡県粕屋町長者原東5-2-3。最寄り駅は福北ゆたか線「長者原駅」(徒歩約10分)。営業時間は11時から18時まで。日・祝日休み。14席。電話番号は092-710-8625。
〈米麦日報2023年1月20日付〉