(画像=堂島取引所・村田雅志社長)
(株)堂島取引所(村田雅志社長)は1月5日、大阪市の本社で新年記者懇談会を開催した。村田社長が挙げた2023年の重点事項は、3月下旬に開設を予定している貴金属の先物市場、農産物･砂糖市場の活性化、コメ先物市場の再開に向けた活動――の3点。
コメ先物については、再開に向けて生産･流通事業者などの当業者との意見交換に注力しているとし、ニーズの把握などを通じて実現の可能性を高めたい考えだ。村田社長は1日に出した年頭所感の中でも「弊社の主要市場である農産物･砂糖市場の活性化と、コメ先物市場の再開に向けた動きは、弊社の重要課題と位置付けております。取引参加者に加え、生産･流通事業者のニーズ把握などを通じ、実現可能性を高めていきたいと考えております」としている。
このほか、「温室効果ガス排出量など新しい商品の導入など各種施策を盛り込んだ事業計画の再策定にも取り組む」とし、チャレンジする姿勢を強調した。
〈米麦日報2022年1月11日付〉
