三洋化成工業、持分法適用関連会社APBの保有株式の一部をTRIPLE-1に譲渡へ
(画像=xiaoliangge/stock.adobe.com)

三洋化成工業株式会社(4471)は、持分法適用関連会社であるAPB株式会社(東京都千代田区)の保有株式の一部を株式会社TRIPLE-1(福岡県福岡市)に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結した。

これにより、APBは三洋化成工業の持分法適用関連会社から除外される。三洋化成工業はAPBの発行済株式の34.2%を譲渡し、三洋化成工業の議決権所有割合は10%となった。

三洋化成工業は、機能化学品メーカー。高吸水性樹脂などを活用した製品を手掛けている。APBに対し、全樹脂電池のキーマテリアルとなる被覆活物質を供給している。

APBは、バイポーラ積層型のリチウムイオン電池「全樹脂電池」の研究・開発・製造、および販売を行うスタートアップ企業。

TRIPLE-1は、半導体の設計・開発や最先端技術を活用したデジタルインフラ構築事業を行っている。

APBが将来的な事業成長のための新たなパートナー企業との提携を模索していたところ、TRIPLE-1からAPBに対して、その後、APBを通じて三洋化成工業に対して、保有株式の一部を取得したいとの申し入れがあり本件に至る。

三洋化成工業は、被覆活物資をはじめ、電池産業向け機能性素材等の研究開発に注力していく。

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(提供:日本M&Aセンター

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