日本特殊陶業株式会社(5334)は、連結子会社であるCAIRE Inc.(米国ジョージア州)がMGC Diagnostics Holdings, Inc.(米国ミネソタ州、以下MGC)の全株式を取得し、CAIRE Inc.の子会社化(日本特殊陶業の孫会社化)することを決定した。
日本特殊陶業は、点火プラグ、排気センサーの大手。
日本特殊陶業は、長期経営計画において、非内燃機関事業の比率を高める「事業ポートフォリオの転換」と「安定的な成長」の両立を掲げており、医療分野を注力事業分野の1つとしている。
医療分野では、2018年に買収したCAIRE Inc.を中心に呼吸器ビジネスを展開しており、製品ポートフォリオ拡大と販売チャネル拡大による事業成長を目指している。
MGCは、心肺機能診断機器の製造・販売を行っている。
日本特殊陶業は本件M&Aにより、MGCの保有する診断・モニター用の機器・サービスと、病院・クリニックへの販売チャネルを獲得することとなる。
MGCを日本特殊陶業グループの医療分野における新たなプラットフォームとして活用することで、従来の酸素療法ビジネスや喘息診断機器に加え、製品ポートフォリオおよび販売チャネルの一層の拡大を図る。
・今後の予定
契約締結日 2022年11月29日
買収実行日 2022年12月30日
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(提供:日本M&Aセンター)