アグロ カネショウ、日本化薬より農薬用原体「MCPB」に関する事業譲受
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アグロ カネショウ株式会社(4955)は、日本化薬株式会社(4272)より、農薬用原体MCPB(エチル 4-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)ブチレート、CAS No.10443-70-6)に関する事業譲受契約を締結した。

【譲受する事業内容】
・MCPB原体およびMCPBを有効成分に含む農薬登録の権利
・農薬登録に関するデータ一式
・MCPB製造に関する資料

アグロ カネショウは、土壌消毒剤、害虫防除剤、病害防除剤など農業薬品の製造・販売を行っている。植物成長調整剤のサニデイ(EW)・兼商マデック(EW)の主成分として、MCPBを使用している。

日本化薬は、化学品メーカー。半導体封止材用の絶縁材料であるエポキシ樹脂の販売、がん関連製品ラインアップやその情報の集積・ノウハウに強みを持つ。

アグロ カネショウは、日本化薬からのMCPB事業譲渡の提案を受け、本決定に至る。

MCPBを使用した植物成長調整剤の兼商マデック(EW)は、中晩柑の栽培に欠かせない薬剤としてかんきつ産地で使用されている。

アグロ カネショウは、かんきつ生産者に今後も薬剤を供給し、支援を続けていく。

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(提供:日本M&Aセンター

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