日本ソイフードマイスター協会・池上紗織代表理事
(画像=日本ソイフードマイスター協会・池上紗織代表理事)

日本ソイフードマイスター協会は10月19日、大豆やアーモンドなどの植物性食品からミルクを簡単に作れる家庭用プラント(植物性)ミルクメーカー「ピーレチェ」のお披露目と試飲会を東京・原宿で実施した。

「ピーレチェ」は生豆からワンタッチで、100%ピュアで濃厚な自家製プラントミルクができるほか、カレーやスープもワンタッチで作ることができる。加熱や歯回転の強弱など5つのモードを備えており、プラントミルクやスープなどを作る場合は、加熱・歯回転(強)で約25~30分で作ることができる。

家庭用植物性ミルクメーカー「ピーレチェ」使用の様子
(画像=家庭用植物性ミルクメーカー「ピーレチェ」使用の様子)

開発・販売は、兵庫県三木市で農業機械を製造している福農産業が行っており、同協会は製品のデザインやロゴ、付属レシピなどを担当した。現在は日本ソイフードマイスター協会が先行販売しているが、今後は家電量販店などへの販路拡大も予定している。価格は1万2980円(税込)。

会見の冒頭あいさつした日本ソイフードマイスター協会の池上紗織代表理事は、「今回の製品は、以前のタイプより、粉砕力がアップしており、大豆の皮がこせないくらい細かくなり、おからが出ない。ざるなどにこしてもほとんど残らない。そのまま、大豆をまるごと粉砕したミルクを飲んでもらうことができる」と強調した。

試飲会では、大豆と小豆、マカダミアナッツのミルクと、大豆、ニンジン、ジャガイモ、キャベツ、カレールーを入れて作った豆乳カレースープも提供された。

市販されている製品と比べて、素材と水だけで作ることができるので、ピュアな植物性ミルクを飲みたいのであれば、こうした家庭用のミルクメーカーを使った方がいいのではないかとも提案した。

通常豆乳を作る場合は、大豆を一晩水に漬けておいてそれをまた煮てからこさなければいけないが、同製品は硬い大豆の状態から作ることができることも特徴のひとつとして挙げた。

〈大豆油糧日報2022年10月20日付〉