業務用食品の卸売を行う久世は9月13日、LINE拡張機能で商品問い合わせや注文システムの連携ができ、顧客管理(CRM)で営業支援する飲食店向けサービス「KUZEX(クゼックス)スマートホールセール」を展開すると発表した。外食業務用卸で初の取り組み。
従来の注文システムよりも、商品問い合わせから納品に至るまでのリードタイムを短くできるなど、顧客利便性の向上が期待できるという。久世が9月13日・14日に開催した業務用食材卸の展示会「FOOD SERVICE SOLUTION」で特設ブースを出店し、サービスの概要を明らかにした。
「KUZEXスマートホールセール」は、アプリケーションサービス「LINE」の拡張機能を使い、問い合わせやサンプルの送付依頼、見積もり、注文システムの連携などができる飲食店向けサービスの総称。これまで営業担当者が担っていたサポート業務を含む顧客コミュニケーションを、LINEに集約したもの。利用料は無料で、対象は久世の取引先店舗など。
問い合わせ対応には、セールスサポートセンターの担当者が回答する。対応時間は、平日9時~17時(時間外・土日祝は翌営業対応)。
LINEを使った「問い合わせ対応」と「注文システム」はすでに展開しており、それぞれ約300店舗・1000店舗で導入済みだという。今回、顧客管理(CRM)と、これらのシステムを複合し、新たなプラットフォーム「KUZEXスマートホールセール」として展開していく方針だ。