株式会社タダノ(6395)は、Escorts Kubota Limited(インド、EKL)との合弁会社であるTadano Escorts India Pvt. Ltd.(インド・ファリダバード、TEI)の株式のうち、EKLが保有する49%を取得し、完全子会社化することを決定した。株式保有率は51%から100%となる。
タダノは、建設用クレーン、車両搭載型クレーンおよび高所作業車などの製造販売を行っている。
EKLは、農業機械や建設機械を製造している。
TEIは、建設用クレーンの開発・製造・販売、ならびにタダノグループからの建設用クレーンの輸入販売を行っている。
タダノは、2018年に農業機械や建設機械を製造する現地の有力メーカーであるEKL社と合弁会社を設立し、インド市場向けの製品開発・製造に取り組んできた。
しかし、新型コロナウイルスの影響などにより製品開発に遅れが生じたことに加え、その間の市場・競合環境の変化を受け、インド市場向け製品の開発・製造を中止することを決定。
タダノグループ製品のインド国内での供給・サービスは、TEIが引き続き行う。