日本豆乳協会がこのほどまとめた、2022年4~6月の豆乳生産量は、前年同期比0.5%減の10万6,916klと、ほぼ前年並を維持している。
品目別では、無調整豆乳が8%増の3万2,957klと、引き続き増加している。生産量が最も多い調製豆乳は2.8%減の5万1,088klとなった。そのうち、コーヒーや紅茶などのフレーバー系(その他)は3.4%減の1万4,920kl、果汁入りは9.2%減の4,391klと、前年を下回った。
なお、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリは12.7%減の3,561klと、外食需要の減少による影響を受けた。
日本豆乳協会では、4~6期においては、猛暑日が続くなど暑い日が多かったことから、コーヒーや紅茶などに混ぜて飲むソイラテや、シリアルにかけて食べるなどの需要があったとしている。無調整豆乳の愛飲者によるリピート購入が増え、料理では冷製の豆乳スープや麺類と合わせて豆乳麺として食するなど、暑い時期でも食べやすく大豆の栄養が摂取出来る料理などの需要が拡大したことが増加の要因になったと分析している。