株式会社ハイボット(東京都品川区)は、株式会社みらい創造機構(東京都渋谷区)をリードインベスターとして追加投資を受け、新たに積水化学工業株式会社(4204)を引受先とした資本提携を実施した。
ハイボットは、AIを搭載した遠隔操作ロボットを製造・開発し、人間が過酷な環境で行う現場作業から解放されるソリューションを提供している。捜索・救助活動や福島第一原子力発電所の廃炉作業などの現場で利用されている。
積水化学工業は、住宅・ビルなどの建築物向け給排水管や空調配管および、工場向けバルブや高機能管などの様々な配管資材を製造販売している。インフラ老朽化対策に関する補修・更生および更新工法を活用した事業展開に取り組んでいる。
本件により、ハイボットはロボット技術を活用し、積水化学工業と共同で新たなメンテナンス手法を切り開き、インフラ点検作業のDX化および自動化の促進を目指す。
また、今回の調達資金を活用し、多関節ロボットアームなどのスマートツールを販売・レンタルするためのサプライチェーン強化、インフラ点検データを保存・解析するクラウドプラットフォーム「HiBox」の機能強化・提供を進める。