商船三井,宇徳及びダイビル,公開買付け,TOB)
(画像=zhu difeng/stock.adobe.com)

株式会社商船三井(9104)は、株式会社宇徳(9358)およびダイビル株式会社(8806)の普通株式を公開買付けにより取得することを決定した。

【空運・海運・港湾物流業界のM&A】

買付け等の価格は、宇徳の普通株式1株につき725円、ダイビルにおいては2,200円。
本公開買付けにおいて、宇徳は、買付予定数の上限および下限を設定しておらず、本公開買付けに応じて応募がなされた株券等の全部の買付け等を行う。
また、ダイビルにおいては、16,928,034株を買付予定数の下限として設定、総数が買付予定数の下限に満たない場合には応募株券等の全部の買付け等を行うが、上限は設定していない。

商船三井およびグループは、ドライバルク船、エネルギー輸送、製品輸送事業および不動産事業など多岐にわたり事業を展開している。

宇徳は、港湾運送事業、海上運送事業、一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、通関業、建設業、不動産業を行っている。

ダイビルは、不動産の所有、経営、管理および賃貸借業を行っている。

国内では老齢インフラの代替や風力発電などの環境関連プラントの新設などによる底堅い需要が見込まれている。
本件により、商船三井は、宇徳とのグループ間でさらなる連携強化を図り、事業拡大を推進させる。また海外事業において、商船三井グループのグローバルな事業基盤を活用し、宇徳グループのプラント・物流事業のさらなる拡大を目指す。

さらに、経営資源の相互活用および最適化を図ることにより、ダイビル単独では困難であった規模の大きな投資、開発、新たな分野、地域への投資等が可能となることから、今後も商船三井は、宇徳およびダイビル両社のさらなる企業価値向上を目指す。

・今後のスケジュール
公開買付開始公告日 2021年12月1日
公開買付届出書提出日 2021年12月1日
届出当初の買付け等の期間  2021年12月1日~2022年1月18日
決済開始日 2022年1月25日
(提供:日本M&Aセンター

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