オーカムテクノロジーズ
(画像=オーカムテクノロジーズ)

年間1,000社以上ものスタートアップが登場するといわれるイスラエル。
そんなスタートアップ大国イスラエルで、最先端のAIテクノロジー、コンピュータビジョン技術を活用して視覚障がいや弱視に悩む方のクオリティ・オブ・ライフ向上を目指すスタートアップ企業、「オーカムテクノロジーズ(OrCam Technologies)をご存じでしょうか。

今回は、数あるイスラエルのスタートアップの中でも、企業価値10億ドルを超すユニコーン企業と評価される注目の企業、「オーカムテクノロジーズ」をご紹介します。

オーカムテクノロジーズ(OrCam Technologies)とは?
先進的な画像解析技術によるAIウェアラブル機器を通して、視覚障がいのある方や読書に困難を感じている方の日々の生活向上を企業ミッションとして掲げるオーカムテクノロジーズ。イスラエル・エルサレムに本社を置き、2010年に、自動車の衝突防止システムテクノロジーカンパニーとして有名な「モービルアイ」の共同創業者アムノン・シャシュア教授とジブ・アビラム氏によって設立されました。

最先端でイノベーティブなAI搭載型視覚支援デバイス
オーカムテクノロジーズが開発する製品は最先端であるだけなく、非常にユニークでイノベーティブ。例えば、主力製品の1つである「オーカムマイアイ2」はオンライン、オフラインを問わずあらゆる面に印刷または表示されたテキストを音声でユーザーに伝えることが可能です。

AI搭載型視覚支援ウェアラブルデバイス「オーカムマイアイ2」
(画像=AI搭載型視覚支援ウェアラブルデバイス「オーカムマイアイ2」)

新聞の文字、紙幣、人物の顔、服の色などを識別したり、腕時計をしていなくても、腕時計を見るしぐさをすると日時を知らせたりするなどジェスチャーに反応してユーザーの日常生活をアシストしてくれます。オーカムテクノロジーズ社の製品に共通する点として、インターネットへの接続は必要なく、プライバシー保護の観点からも安心して使用できることも特長です。

オーカムマイアイ2を操作する様子
(画像=オーカムマイアイ2を操作する様子)

現在、世界48カ国、約30,000名以上の視覚障がいに悩む方に使用され、日本では 2018 年 11 月に渋谷区で初めて「日常生活用具 給付事業対象品目」として認定され、普及が進んでいます。

これまで世界的に知られる数々の賞を受賞してきた、「オーカムマイアイ2」ですが、2019年 11 月には、『世界をより良く、スマートに、あるいは楽しくした画期的な発明』として TIME 誌によって選定された The 100 Best Inventions of 2019 に選ばれ、視覚障がいに悩む方たちにとって、ゲームチェンジャーになりうる発明として取り上げられています。

世界が注目する聴覚支援デバイス「オーカムヒア」
また、オーカムテクノロジーズでは視覚障がいだけでなく、聴覚障がいに対する課題解決にも取り組んでいます。毎年ロサンゼルスで行われる電子機器の見本市CES (Consumer Electronics Show)で今年オーカムテクノロジーズが発表した世界初(※)の耳の不自由な方のためのAI搭載型聴覚支援デバイス「オーカムヒア」は「CES 2020 ベスト・オブ・イノベーション」を受賞し、注目を集めています。(※2020年1月現在、オーカムテクノロジーズ社調べ)

オーカムヒアの製品写真
(画像=オーカムヒアの製品写真)

現在開発中で、日本での発売は未定ですが、日本上陸の日が待ち遠しいです。

いかがでしたでしょうか?

AI搭載型ウェアラブルデバイスを通じて、視覚、聴覚障がいを抱える人々の暮らしを自立的に、そして豊かにするイノベーションカンパニー、オーカムテクノジーズの今後の動向に注目です。

オーカムテクノロジーズ ジャパン

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