【連載#7】フランチャイズ本部がやるべき「炎上」対策
(画像=k_yu/stock.adobe.com)

フランチャイズを本部として運営していると、加盟店の中で不満や愚痴が蓄積されて「炎上」してしまうことがあります。
結局FC本部は、加盟店に徒党を組まれると弱いところがあり、応戦一方になるのでは事業になりません。

特に現在ではSNSが発達し、悪い情報が流れると全て悪い方向になびいてしまうところがあるのです。

幸い、ハッピーカーズではそのようなことは起こっていません。FC立ち上げ当初は私が悪者扱いにされたこともありましたが、ここまで地道に続けてきてよい本部と加盟店の関係を築くことができたと思っています。

新佛 千治氏
新佛 千治 (しんぶつ ちはる)
株式会社ハッピーカーズ 代表取締役
営業職としてメーカーに入社。全国トップクラスの営業成績を出すが、自分の可能性をもっと広げてみたいと思い、退社。大波に乗ることを目指してハワイへ。帰国後、新たにデザインの勉強をはじめ、広告業界に飛び込む。まずは、出版社にデザイナーとして入社し、後に、大手情報サービス会社で広告制作ディレクター、コピーライターとして実績を積み、2005年にはクリエイティブディレクターとして広告制作会社を立ち上げる。そして、外部要因に左右される経営環境を変えたく、もうひとつ事業の柱をつくろうと中古車の輸出ビジネスに目をつける。海外への販売ルートの開拓を考え、中古車の輸出先となるアフリカのタンザニアに現地法人を立ち上げる。しかし、治安の問題もあり短期間で撤退を決断し、中古車輸出業から手を引く。その際の経験を活かし、日本国内において一般のお客様から中古車を仕入れて、オークションに出すクルマ買取り業者、株式会社ハッピーカーズが誕生。2015年の事業立ち上げから、わずか4年で全国に50以上の加盟店を展開する規模へと成長する。
▪ハッピーカーズHP:https://happycars.jp/company/

実績があれば炎上はしない

ハッピーカーズのビジネスは加盟店の実績が違います。これで加盟店皆が損失を被っているのであれば、横のつながりで炎上し、一発でアウトです。
当社のFCはほぼ全店舗で利益を出しているので、加盟店からのクレームというのはありません。
おそらく、加盟店から「全く儲からない」などというクレームがあるようなら、他の加盟店が黙っていないでしょう。「何やってんだよ!何もしないで!」というように。
当社のFCには、ビジネスの成長を妨げない空気があるのです。