回転寿司チェーン「くら寿司」は1月19日、初の都心型店舗「渋谷駅前店」「西新宿店」をグランドオープンする。
くら寿司では、コロナ収束後を見据えた「Beyond(ビヨンド) コロナ」戦略として、都市部への出店を強化しており、今回、両店舗を1月14日にプレオープンした。
〈都心型店舗は1皿110円、大人寿司やアルコール拡充〉 今回出店する渋谷駅前店・西新宿店など「都心型店舗」は、家賃・人件費・運送費などコストの問題から、価格は通常店舗より10円高い、1皿110円に設定。メニューは、オフィスワーカー層の来店や、夕食での利用を見込み、大人寿司「はまちの胡麻醤油漬け」「瀬戸内ボラの炙り」(各110円、以下すべて税別)をレギュラー販売する。
また、車での来店を想定していないため、アルコールメニューを通常店舗は8種類のところ、16種類を展開。厨房内にサーバーを設置し、グラスでの提供や、ロックや水割りなども対応可能となった。「チューハイカルピス」(350円)、「焼酎(芋)ロック」(350円)、「ウィスキー水割り」(380円)など。
渋谷駅前店と西新宿店は、通常店舗の出店と同様、くら寿司の新たなスタンダード店舗様式「スマートくらレストラン」を採用している。入店から退店まで店員を介さず機器に触れない「非接触型サービス」を標準装備しているほか、飛沫対策として、隙間がなく高さのある座席背面で各テーブルを仕切っている(従来店舗では、座席背面の隙間をビニールシートでふさぐなどして対応)。ボックスタイプのテーブル席は、調味料や箸などをテーブルの中に格納し、スッキリとした仕様。
〈渋谷駅前店・西新宿店で記念メニュー販売も〉 渋谷駅前店・西新宿店のオープンを記念し、両店舗限定で「えびサーモン寿司」(220円)と、スイーツブランドKURA ROYAL「トロピカルサンライズブルー」「トロピカルサンセットレッド」(各390円)を販売。いずれも3月11日までの期間限定。
くら寿司は今後、4店舗の都心型店舗オープンを今期中に予定している。
〈くら寿司 直近の都心型店舗 開店スケジュール〉 ◆「くら寿司 武蔵小杉店」 1月28日プレオープン、2月1日グランドオープン
◆「くら寿司 赤羽駅東口店」 2月5日プレオープン、2月8日グランドオープン
〈くら寿司「渋谷駅前店」店舗概要〉 ◆住所 東京都渋谷区宇田川町23-3 渋谷第一勧銀共同ビル7階
◆営業時間 (通常)平日11時~23時、土日祝10時20分~23時 ※ラストオーダー 22時30分
◆座席数 159席(カウンター9席、ボックス6人席×8、ボックス4人席×25、2人席×1)
〈くら寿司「西新宿店」店舗概要〉 ◆住所 東京都新宿区西新宿7-1-7 新宿ダイカンプラザA館2階
◆営業時間 (通常)平日11時~23時、土日祝11時~23時 ※ラストオーダー 22時30分
◆席数 192席(カウンター28席、ボックス6人席×22、ボックス4人席×8)
なお、くら寿司では、緊急事態宣言や自治体の自粛要請を受け、営業時間やアルコール提供時間を短縮している。渋谷駅前店・西新宿店は、店内飲食が20時まで(種類提供は19時まで)。テイクアウトの販売は21時50分まで受け付けている。
また、比較的都市部に位置する「品川駅前店」「池袋サンシャイン60通り店」「池袋東口店」などすでにある店舗は、今後も通常店舗として運営し、都心型店舗への転換は予定していない。