三笠産業が製造するキャップの特長は、内容物の品質を保ちながら消費者にとって開封しやすい工夫や、内容物の流量調整や液だれを防止する機能、使用後に容器から容易に取り外して廃棄できる分別性などにある。

三笠産業「リサイクルキャップ」
(画像=三笠産業「リサイクルキャップ」)

中でも分別性は、近年環境意識が高まりつつある東南アジアで注目を浴びており、タイ最大手調味料メーカーを筆頭に、シンガポール、フィリピン、ベトナムなど東南アジア諸国のメーカーで採用されている。

各国でリサイクルの取り組みが進む中、シール部分を引き破るだけで瓶やボトルから簡単に分離できる機能を有した三笠産業製キャップの普及は、これを推進する一翼を担っている。

2020年の東南アジアにおける販売実績は、前年比2倍超を見込む。その機能性と実績が評価され、タイ工業省主催の権威あるパッケージ表彰「ThaiStar Packaging Awards 2020」では「Material & Components」部門で受賞を果たした。

〈食品産業新聞 2020年12月7日付より〉