代替肉製品の開発・製造販売を行うネクストミーツは、新潟工場の生産ラインを稼働開始し、月間100t以上の生産量を確保した。同社は、食品の生産に欠かせない「良質な水源」にこだわり、新潟県での生産ラインを稼働開始したという。
新潟県の水質は、塩素量が極めて少なくカルキ臭がしないなど、全国的に見ても良質なため、代替肉製品の加工に適していることを発見し、新しい生産ラインの準備を進めていた。これにより代替肉(プラントベース製品)を更においしく楽しめるようになり、生産量も月間100t以上となるため、多くの人への供給が可能となるとしている。
同時に海外での工場取得も進めており、「日本ブランド、世界発信」のネクストミーツ商品が、世界で流通されることになると自信を見せている。
佐々木英之代表取締役は、「まだ代替肉を取り入れる消費者は少ないが、当社の理念である『地球を終わらせない』ために、早急に動物性の肉を置き換えていく必要がある。パラダイムシフトは一瞬にして市場を変えてしまうので、今から生産体制を強化していく。また、その考えを推し進めるためにも、攻めの姿勢で進んでいく。環境にも健康にも良い代替肉を、生活に取り入れていただけると嬉しい」とコメントしている。
〈大豆油糧日報2020年12月14日付〉