矢野経済研究所
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拡大続くAGV/搬送ロボット市場、新型コロナウイルスの影響はこれから

~細分化するニーズと製品提案、それにつれて機能や価格も多様化へ~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、2020年度の国内AGV/搬送ロボット市場を調査し、タイプ別動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。

AGV/搬送ロボット市場規模推移・予測

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1.市場概況

 2019年度は国内景気も好調でAGV/搬送ロボット市場規模は拡大傾向が続いており、メーカー出荷金額ベースで、前年度比111.9%の188億1,500万円となった。2020年度は新型コロナウイルスの影響が避けられないことから、需要拡大にブレーキがかかる格好となるが、それでも非ガイド誘導式の搬送ロボットが拡大することで、増加率こそ低下するものの2020年度も増加傾向は続く見込みである。

2.注目トピック

AGVでも多様化するユーザニーズとメーカ提案

 AGVに対して既存ユーザ企業から新たなニーズが出てきている。これは既存用途からの発展であったり、これまでAGV未導入の用途であり、ユーザ企業自身のAGVの使い方や求める機能が変わりつつあることを窺わせる。 更にAGVメーカ自身から新たな使い方や新機能を提案する事例も増え、確実にAGVの使い方の間口が広がるものと考える。

3.将来展望

 2023年度のAGV/搬送ロボット市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、216億円と微増で推移するものと予測する。

調査要綱

1.調査期間: 2020年4月~8月
2.調査対象: 国内のAGV/搬送ロボットメーカや販売会社、それらを応用したシステムの取り扱い企業に加え、AGV/搬送ロボットに関連する技術開発に取り組む企業や関連団体、関係省庁等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談・電話等によるヒアリング調査ならびに文献調査
<AGV/搬送ロボットとは>
本調査におけるAGV/搬送ロボットとは、自走して荷物を運搬する車両(機器)で、無軌道でガイド誘導式のものをAGV(AGF:無人フォークリフトを含む)、非ガイド誘導式のものを搬送ロボットとしている。 ただし、有軌道式AGVは含んでいない。
<市場に含まれる商品・サービス>
AGV、搬送ロボット単体、搬送ロボットシステム

出典資料について

資料名2020 AGV/搬送ロボット市場の現状と将来性
発刊日2020年08月24日
体裁A4 131ページ
定価150,000円(税別)

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