
9月9日放送のNHK「おはよう日本」内の経済コーナー「おはBiz」で、福島県只見町が展開する「新米3年チケットNFT」を活用した地方創生の事例が取り上げられました。


番組内でNFTという言葉は出ませんでしたが、実際にはNFTマーケット「HEXA」を通じて販売されており、ブロックチェーン技術を裏側で活用した取り組みとなっています。
今回紹介されたのは第一弾の「新米3年チケット」です。価格は1点10,000円で、只見産コシヒカリの新米を3年間にわたって毎年届ける仕組みになっています。さらに米焼酎「ねっか」の蒸溜所見学やコミュニティ参加権も含まれており、単なるお米の販売にとどまらず、地域の魅力を体験できるユニークなパッケージとして設計されています。
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放送では、コメ価格の高騰リスクに備えられる「インフレ対策チケット」という切り口でも紹介されました。生活必需品である米を確保できるだけでなく、購入者が地域に関わる機会を持てる点が強調され、消費者にとっての安心感と地域経済への貢献の両立が示されています。
以前はアートの文脈で取り上げられることの多かったNFTですが、今回はNFTという専門用語を用いずに、地方創生の取り組みの一つとして紹介されていました。今後、こうした地域密着型のデジタル活用がどのように広がっていくのか注目されます。
・NFTの販売ページ:https://nft.hexanft.com/users/gGAWjWceLuOQ44 ・見逃し配信はこちら:https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2025_0909.html |