アジア系投資ファンドのMBKパートナーズ株式会社は、MMホールディングス合同会社(東京都港区)通じ、株式会社牧野フライス製作所(6135、以下:牧野フライス)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

牧野フライスは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、牧野フライス株式は上場廃止となる見通し。

牧野フライスは、工作機械の専業メーカで、マシニングセンタや放電加工機、フライス盤等を中心に、高速、高精度、高品位な加工を実現する工作機械の製造を手掛けている。

目的

MBKパートナーズは、牧野フライスを非公開化することにより、牧野フライスの事業を支配及び管理する。

MBKパートナーズの有する経営資源を活用し、以下①~④により、企業価値向上を図る。

高付加価値製品の継続的な開発強化自動化ソリューションを中心としたエンジニアリング・サービスの拡充生産・調達プロセスの効率向上高付加価値化と適正単価の向上営業生産性の向上管理業務の効率化とスリムな組織体制の構築

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
23,388,434株 15,592,300株 ―株

買付け等の期間

2025年12月上旬頃に開始する予定(20営業日を予定)

買付け等の価格

普通株式1株につき、11,751円

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