RIZAPグループ株式会社（2928）は、連結子会社である堀田丸正株式会社（8105）の株式の約30％を、合同会社エンヴィー（福岡県福岡市）に譲渡することを決定した。

RIZAPグループの企業グループは、ヘルスケア・美容、ライフスタイル、インベストメントの各セグメントにて事業を展開している。

堀田丸正は、和装品、宝飾品、和装小物等の卸売販売、婦人用品等の製造・卸売販売、寝装品等の卸売販売及び意匠撚糸の製造・卸売販売、衣料品、雑貨の企画、生産、及び販売を行っている。

目的

買主である合同会社エンヴィーの代表社員である吉井 盛治氏（以下：吉井氏）より、堀田丸正の株式の約30％を譲り受けたいとの提案があった。

吉井氏の提案理由として、堀田丸正の有する素材開発及び企画生産のノウハウを活用することで、吉井氏が代表取締役を務める株式会社セントベーネマネジメントや、その関係会社である株式会社アビタシオン等が運営する高齢者施設の入居者向けにオリジナル商品を提供するなど、新たな付加価値の創出が期待できること。

さらに、新たな顧客層へのアクセスおよび当該顧客層に関するデータの収集を通じて、同業他社との差別化戦略の立案や、多様な顧客ニーズに合致した高齢者施設等の出店加速が可能になると考えられることによるものである。

この提案を受け、RIZAPグループは、保有する堀田丸正の株式の一部を譲渡し、支配関係を解消した上で、グループで現在成長を継続しているchocoZAP事業をはじめとした他事業に経営資源を集中させ、堀田丸正は合同会社エンヴィーとの資本関係に基づき独自の成長を追求することが、両社にとって最善であると判断し、本決定に至った。

株式の状況
異動前の所有株式数 35,000,000株（議決権所有割合：62.26％）
譲渡株式数 16,864,650株
譲渡価額 1,500百万円
異動後の所有株式数 18,135,350株（議決権所有割合：32.26％）