株式会社CAPITA(7462)は、自転車に関わる専門店事業を、自転車事業を営む国内法人に譲渡することを決定した。譲渡額、譲渡先は非公表。

CAPITAは、石油事業(サービスステーションの運営および石油製品の卸・直販の経営)、専門店事業(サイクルショップ「コギー」の経営)、不動産事業(賃貸用オフィスビルおよび店舗ビルの経営・不動産の売買および仲介)を行っている。

背景・目的

CAPITAの自転車事業は、世界的なエネルギーの供給不足、原材料価格の上昇、円安などを受けて自転車本体の価格が高騰して需要が減退、さらに物流関係費が増加したことから収益が圧迫されていた。

販路拡大を企図してのオンライン販売の開始、不採算店舗の閉鎖等を行ってきたが、売上高は減少し、2025年3月期においてのセグメント別の営業利益では24百万円の損失となった。

現在の事業形態では業績の改善が困難な状況にあり、他事業部門へ経営資源を振り分けることによって会社全体の業績改善を図るために、同事業の事業譲渡を決断するに至った。

事業譲渡の概要

CAPITAが運営している自転車に関わる事業

日程

事業譲渡期日:2025年7月1日(予定)

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